2006年11月12日

販促のみかた

「販促は経費ではなく、投資です」などと申し上げると、クライアントの皆様は「それは広告会社側の理屈でしょう」、「なるべく販促に経費をかけずに、売上げを稼ぎたい」と異口同音におっしゃる。 納入先から「商品だけでなく売り方も提案してくれ、販促物もいっしょに納品してくれ」と要請されて仕方なく販促物を作るケースだと、マージンが減ることもあり「余分な経費」と感じるもの無理はありません。しかしマーケットを観察してみると、よく売れているのはほとんどが、販促という投資がなされた商品です。「この商品はこんな販促で売り出して欲しい」と、売り手が意図して「しかけた商品」です。販促費用は売価の中に当初から織り込んで、売上げを稼ぐための投資と捉えている。このように販促費用は、後手に回ると「余分な経費」になり、先んじて使うと「必要な投資」となる。商売上、無駄な経費をかけてはいけませんが、「必要な投資」なら仮に目標の売上げを獲得できなくても、次につながる「販促のヒント」が得られます。よく売れている商品は、実は多くの投資の失敗から学んだ「販促のヒント」を活かした結果だといえるでしょう。

↑PageTop

archives

links

STAFFWORK