2010年08月28日

利他のこころで!

「私利私欲に走らず、利他の心で経営を」と、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は企業経営者に説いている。NHKの大河ドラマ「竜馬伝」の影響もあってか、今年は「私欲を捨てた生き方とは?」といったテーマの本がよく売れているようです。
私が若い頃勤めていた会社の先輩がお二人、昨年来相次いで取引先企業に役員として迎えられ、新たな仕事に取り組んでおられます。そのお二人に共通しているのが、「私利私欲を感じさせない言動」です。お二人とも有能な営業マンから役職に昇進され、「儲ける」ことに関してはプロなのですが、思い起こすに、お二人から「自分が儲けたい」という欲を感じたことがありません。
「民間企業は儲けるのは当たり前」とばかりに、自らの儲けのみに目が向いた言動をする人が、昨今増えているように感じます。「利益が出ないと事業を続けられない」のは確かですが、いたずらに自らの儲けを追うことなく、「他を利することによって初めて自らも潤う」という考えをしっかり持ち続けたいものです。
「私利私欲で動く人は、お呼びでない!」というのが、実はシビアなビジネス社会における常識ではないでしょうか。


2010年08月01日

「おもてなしの心」を大切に!

来日した外国人観光客を対象としたあるアンケートでは、日本で気に入ったことのトップに「おもてなし(サービス)の充実」をあげていた。風景や日本食よりも「日本人のおもてなし」が高い評価を受けたことは、ひとりの日本人として素直にうれしく、かつ誇らしく思う。
観光業や飲食業、小売業など、直接個人と接する仕事(BtoC)では、接客レベルの向上は常に大きな課題ですが、BtoBのビジネスシーンでも最前線は人対人であり、やはり対人コミュニケーションのあり方は重要なテーマではないでしょうか。
さて近年、ネット上での取引やコミュニケーションが増えるにつれ、私たち日本人同士でも「おもてなしの心」が希薄になりつつあるのでは?!
顔が見えない相手とのコミュニケーションは、日本人同士であってもどこか不安で落ち着かないものです。ましてや外国の方とならなおさらです。
最近私は、電子メールはそれが有効な場合に限り使い、なるべく直接お会いしたり、せめて電話でお話ししたりする機会を増やそうとしています。日本人としての原点に立ち戻って、自分の中の「おもてなしの心」を見直したいと、思っているからです。

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