2007年03月07日

時代と商売

電通総研の山崎聖子氏は、月刊全広連2007年2月号に寄稿した「2007年の消費・社会の七大キーワード」の中で、「2007年問題」がいよいよ現実化する今年の日本人の意識変化を論じている。いわゆる団塊世代が夫婦のあり方を再構築する動き、セレブキッズ市場の隆盛、メンタルヘルス市場の拡大、エコロジーへの意識の変化、web2.0が拓く新しい消費者市場、小売業の新しい取り組みetc. 「ユニーク店舗で進化する小売業」の部分では、ローソンを例に挙げながら高齢者向けや自然志向の店舗作りの現状を分析している。また商いの原点に立ち戻って、「売る人」の魅力を前面に出す書店の試みにも言及している。いかなる経済活動も世相を無視してはうまく機能しない。自分たちの仕事が社会の中でどんな位置づけか、どんな貢献や機能を期待されるのか、時代と共に変化する世相に照らして常に自問自答し、できる限りの対応することが大切ではなかろうか。とはいえ「言うは易し、行うは難し」。

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