2009年05月30日

新型インフルエンザに想う

 今回の新型インフルエンザも、ここにきて何とか感染の広がりは収束の方向。やれやれですね。
ちょうど2週間ほど前、神戸や大阪で感染が広がっている最中に東京へ仕事で出張だったのですが、上りの新幹線の社内は、マスクの人、人、人。何だか病院列車のような異様な光景でした。この秋に第二派、第三派の襲来があるとの話を耳にしますが、大事に至らないように願いたいものです。
ところで、今回の新型インフルエンザ騒動のニュースで改めて気づいたのが、現代は人の往来がちょっと滞るだけでも大きな影響が出る状況にあるということ。京阪神は人口の密集地帯だからということもありますが、毎日いかに多くの人が各地を往来して、活気ある関西(日本)を作っているかを垣間見た気がします。
日本ではその昔、関所を設けて人々の往来をチェックしていた時代もあれば、織田信長の時代のように「楽市楽座」で人々の活動を促し大いに栄えた頃もある。世界的には大航海時代に人の往来は激増したとのこと。
いずれにしても、人の世は「人と人との交流」を通して発展して行くもののようです。


2009年05月09日

いっしょに学ぼう!

 松下幸之助さんの著書「人生心得帖」をテキストに、いま新入社員研修を行なっています。今春入社してくれたデザイナー職の池田さんの入社時研修の一環として。
新卒でもない大人に、いまさら「人生とは?職業とは?」なんて話を持ち出すこともないという意見もあると思いますが、デザイナーである前に「ひとりの人間として、ひとりの社会人として」、入社という大きな転機にこそ、原点に立ち戻ってほしい。
スタッフワークに「経営哲学ありや?」と問われると、返事に窮する状態ではありますが、私としてはそれでも、同じ職場で働く仲間として、価値観をある程度共有してもらうために、入社時にこそこのような研修が必要だと思って実施しています。
ところで、テキストに松下幸之助さんのこの本を使っているのは、お読みになった方ならわかると思いますが、思想信条や宗教に関する内容ではなく、「人の生き方」について松下さんなりのお考えが、とてもわかりやすく書かれているからです。我々のような凡人でもわかるように、やさしく語りかけてくれています。多くの企業で彼の著書が、研修などの教材となっているのもうなずけます。  実はこの研修には、講師として私が立ち会っています。この本はもう何度も読んでいますが、若い人と感想を述べ合いながら改めて読み返すと、私にとっても新しい発見や気付きがあります。何だか、私のための研修になっているようで、池田さんすみません! いっしょに学んでいきましょう!


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