2006年07月03日

宣伝コピー

今年キャノンが新聞や雑誌でプリンターの宣伝に使っている広告を、皆さんご存知でしょうか?「これからも、末永くご愛顧賜りますように。」のコピーをキャッチに、全都道府県それぞれの「〇〇年連続日本一の品物」をポスター仕立てのコマにして、それを1枚に集合させた紙面。「北海道=かぼちゃの生産40年連続日本一」とか、「大阪=洋傘の生産18年連続日本一」「高知県=なす生産量24年連続日本一」など、全都道府県のひとつずつ日本一の産物にスポットを当てている。このキャノンの広告には、「全国すべての人に、どんな内容なら関心を持ってもらえる」か追求した意図を感じます。一般に広告では「いかに見てもらう時間を長くできるか」が大切ですが、この広告は「読者それぞれが、自分に関係する都道府県を無意識にさがしてしまう」状態を創り出している。今年の広告の秀作のひとつに数えられること間違いなし!肝心の「キャノンの宣伝コピー」までしっかり読んでもらえるか、多少疑問ですが、この紙面に目が留まっている間中、キャノンのロゴマークは読者の目には入っているはずで、それだけでも「あのキャノンの広告で見た話だけど」と、クチコミに乗せる大きな効果を生み出している。

↑PageTop

archives

links

STAFFWORK