2009年11月28日

京都を訪ねて

 今年も11月の連休を利用して、紅葉の京都へ。といっても、人ごみが苦手な私は、なるべく観光客が少ないスポットを尋ねるようにしています。今年は親父といっしょに長岡京にある勝龍寺へ。歴史好きの方ならご存知かもしれませんが、かの細川ガラシャが居住していた城があったことでも知られ、明智光秀が山崎の合戦で秀吉軍に破れた折、最初に駆け込んだ所としても有名です。
現在は発掘調査も終わり、当時をイメージさせる建物(小さい城郭)と市民公園になっています。決して紅葉の名所ではありませんが、やや肌寒くなった風を受けつつ城内を散策していると、歴史の移ろいが感じられ、おだやかな時を過ごすことができました。
勝龍寺を後に、京都の東寺で毎月21日に開かれている「弘法さんの市」に寄ってきました。こちらは古物商や露天商の方々が屋台の軒を連ね、それはにぎやかな境内。毎年12月21日は「仕舞い弘法」といって、一年でもっとも活気のある市になるのですが、今年は平日なのでいけそうになく、この11月に立ち寄った次第。見ているだけでも楽しいのが市の良さですね。
「市」には特別な思いがあります。私の生まれ育った鹿児島の鹿児島中央駅(旧・西鹿児島駅)前に、農作物を背中いっぱいに担いだ女性たちが列車で集まり、朝市が平日の早朝にひらかれていました。あのにぎわい、懐かしいシーンとして今でも思い起こされます。
大阪でもマルシェ(フランス語で市場のこと)と称して、中之島などで市ができているようです。いまは行政主導での開催のようですが、観光客の集客のためではなく、市民の市として定着してほしいものです。


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