2006年12月06日

お金 価値観 自戒

米映画「エンロン」をご覧になった方も多いと思います。アメリカの史上最大の倒産劇をドキュメンタリータッチで描いた話題の映画です。「法に触れなければ何をやってもいい」とばかりに「ひたすら金儲け」に熱中する人々の姿に、憤りを禁じえませんでした。世界の多くの人々が嫌米感情を払拭できないのは、まさに「お金に対する価値観」の違いを一部のアメリカ人に感じるからではないでしょうか。この映画を観てますますその感を強く持ったのは私だけではないでしょう。 ただ一方で、このような映画が堂々と一般公開される、アメリカという国の良識や懐の深さを感じるのも事実です。ひるがえって日本でも最近は、「村上ファンド事件」で「儲かるのはそんなに悪いことですか」といった言葉が公の場で発せられるほど、「拝金主義」が幅を利かせ始めているのも事実です。 またたとえば「ライブドア事件」などを題材としてこのような映画が作られるだろうか。お金がないと生きてゆけないけど、お金で人生を踏み外す人がなんと多いことか。自戒。

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