2013年03月08日

OMIYAGE JAPAN

「お土産好き世界一は日本」だと耳にしたことがあります。冠婚葬祭などの「お返しの習慣」も日本独特のようです。日常のちょっとしたプレゼントにもこだわりを持つ日本人に商品を販売する際に、キーとなるのがパッケージデザインではないでしょうか。訪日した外国人がコンビニやスーパーでびっくりするのが、商品パッケージのクオリティの高さだそうです。「日本のコンビニは、パッケージを見ているだけで楽しい」と、ブログやユーチューブで売り場の様子を発信してしまう外国人もおられるとか。

この2月、「世界に発信できる、創作―ニッポンのお土産」展がNHKホールで催されました。100人のパッケージデザイナーが考案した「全国の土産物パッケージ」を一堂に紹介するイベント「OMIYAGE JAPAN(主催:社団法人 日本パッケージデザイン協会)」。展示品は、外国人が見たら「パッケージというより芸術作品」と感じそうなものばかり。日本人のデザイン感性の高さを展示品が如実に物語っていた。

一例を挙げると、宮城県産ササニシキを「寿司米」としてお土産用にケーシングした斬新なデザイン。ササニシキの「冷めても美味しく、ネバネバしない」性質が全国の寿司職人に支持されていて、それを土産物に仕立てたとのこと。海外向けも視野に、和文と英文をうまく融合させたデザインだった。  

弊社でも最近、海外向けのパッケージを考案する機会も増えているのですが、「日本らしさ」をどう表現して売上に貢献するか、実に悩ましいところです。

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