2013年12月02日

つぎとまります

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夜だったこともあり、誰かが押した「つぎとまります」ボタンの明かりがとても気になりました。
誰でも、どこからでも、不自由なく押せるようにという配慮の結果、背もたれ、窓枠、手すり、天井、いたるところに設置されている「つぎ、とまります」のボタン。ざっと数えてみたところ40個くらいはありそうな感じでした。
「これだけの数のボタンを乗客に使いやすく配置すること」もデザイン。一方「バス一台にこれだけのボタンを付けなきゃならないこと自体を疑う感性」もデザインに大切なことと思うのです。
では、ボタンを使わずに「乗客が降りたい停留所を運転手さんに伝える」ためのアイデアとは。
みなさんならどんな方法を考えますか?

2013年08月19日

スマホで読書体験

電子書籍というものが出てきてどのくらい経つでしょうか。 まだまだ「本は紙で読みたい」と思っているタイプですが、一度どんなものか知っておこうと、持っているスマートフォンに文庫を一冊入れてみました。そして読み切ってみました。 紙と違い、良いところと残念なところを個人目線で書いてみたいと思います。

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〈良いところ〉
・電子版は安い。
・文字の大きさや行間、書体、画面の液晶輝度などを好みに調整できる。なので1時間ほど読み続けても、思ったほど目が疲れるということはなかった。
・文中の語句をなぞれば、国語辞典などに直結する。また重要な文はメモに一括保存できる。学生さんの教科書ではすごく効率的ではないか。
・背景と文字の色を反転させれば暗闇でも読める。これは賢いと思った。
家の中から本棚がなくなったらどれだけ広く快適になることでしょう。電子書籍は紙と違って重くなく場所を取らないというのは、そもそも大きな魅力。カバンに2~3冊入れて出歩くことを思うと実にスマートです。

〈残念なところ〉
・装丁の感じ、存在感が味わえない。そこにない。触れない。
・日中の屋外では液晶画面が見づらい。
・そして一番つらいところ。電子版で発売されるタイトルが少ない。読みたい本が売っていない。

〈まとめ〉
個人的には、意外にも「紙にない特性」に多くの魅力を感じたのですが、やはり「読みたい本がない」というのは、根本的に厳しいです。これからの業界の活性化次第なのでしょうか。

しかし雑誌など、読み捨てタイプの本は、2〜3ヶ月したら捨てることを思うと、環境に優しいような気がして、電子版のほうがなにかと良いように感じます。レイアウトされた雑誌などは、スマホの小さな画面ではまず読めないですが、文庫本などのように、上から下へ文字が流れるだけのものに最適化されている電子版はとても気配りが届いています。

良いところにもたくさん気づいた電子版ですが、今年の読書の秋はまだまだ紙の本のようです。

2013年06月27日

コンビニのおばちゃん

いつも行くコンビニのおばちゃんのコミュ力が高くてとても勉強になっているという話。最近は出来るだけそのおばちゃんのレジに列ぶようにしています。

たとえば、どこのコンビニでも、温めたお弁当と冷たいペットボトルは袋を別けてくれようとしますが、多くの店員さんは「袋を別けますか?」と聞いてきます。

このおばちゃんは
「袋を別けさせてもらってもいいですか?」と聞きます。

へりくだっているだけのようにも思ってたのですが、この場合、イエスでもノーでも、極力お客さんに気を使わせない聞き方だなあと、実際に問われてみて気づきました。

細かいニュアンスですが、そんなところが響きました。
他にも、このおばちゃんは、世間話の振り方のタイミングなどもすごい上手で人間力の高さすら感じさせます。
仕事を通じて日々、何十人、何百人という買物客と接してきた経験の賜物なんだろうなあと思います。

どんな場面にもコミュニケーションをうまく取るための気づかいはあるものですね。

2013年04月16日

3Dプリンターの真骨頂

最近、話題の3Dプリンターですが、NHK「サイエンスゼロ」で特集がやっていました。
普通のプリンターから紙の印刷物が出てくるように、3Dプリンターは立体物を出力できる機械なのですが、この番組では3Dプリンターだから出来る“すごい可能性”を探っていました。
これがほんとにすごかった。知らなかった。個人的に驚いたポイントを紹介します。

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この机は、いろんな角度からかかる負荷に対して耐性をもちながらも必要最小限の物体構造になっているそうです。だから片手で持ち上げられるほど軽いのに強い。力のかかり方などを分析していくとこの机の形が理想的なんだそうです。ところが、これが今までの切削加工や抜型加工では実現できなかった形状で、3Dプリンターの造形の発想じゃないと不可能だったんだとか。設計はできても機械的に作り出すことができないものがこの世にあったということに驚きました。これで自動車を作ったら燃費よさそうですね。

また、今後、一家に一台、3Dプリンターが普及すれば、データを買って家で出力して使うなんてことも可能になり、すでに市場が出来つつあるのだそうです。従来のように、物が輸送されるのではなく「ネットで3Dデータを購入して、プリンターで出力して使う」という仕組み。流通の常識が変わるとまで紹介されていました。番組内ではクツのデータを買って、3Dプリンターで出力したものを履いていました。これも驚きました。

そんなすごい可能性ゆえの問題点も警鐘されていましたが、最近のこういった技術の発展は、ものづくりの進化を後押しするものではなく、考え方そのものを変えてしまうものです。だから新しさやすごさを感じるのだと思いますが。

再放送は4月20日(土曜日)。興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

2013年03月29日

見えるから安心!

小さい子のクツを買いに行って、お店で履かせてもらって「指いたくないか?」と尋ねても、「だいじょうぶ!」と言って、すぐにどこかに走っていってしまいます。買って帰ってしばらく履いていると「キツい…」と言い出すお約束のアレに対して、先日クツ屋さんでこんな工夫に出会いました。

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クツ選びのノウハウもわかりやすくきっちり紹介されていて勉強になりました。
物を売るにはやっぱり工夫ですね。いいアイデアを見てハッとしました。

2013年02月12日

フォトブックで写真保存

自宅のPCの中に貯まったデジカメ写真をフォトブックサービスに注文してみました。今回は「Photoback」というサービスを利用してみました。
詳しくはこちら(→http://www.photoback.jp/)をどうぞ。

1週間後、届いたのがこちら。



本という体裁になっているのが新鮮。写真集みたいです。
画質は写真プリントにくらべると少し粗いものの、やはり本になっているという魅力のほうが勝ります。普通のポケット型アルバムは、写真をはさんだらごわごわして、床に置いたり、膝の上で広げたりしないと見にくいのですが、これならパラパラっと本を読む感じで見やすいです。従来のように「写真をプリントして、アルバムを買ってきて、はさむ」というやり方と比べても、費用も似たような感じでおすすめです。

画像はJPG形式ならOKらしいので、イラストを描く人なんかは、画集をつくってもおもしろいですね。

2013年01月08日

2013年、あけましておめでとうございます

皆様、年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。休みなくお仕事をされた方や、9連休でのんびり過ごされた方などさまざまだったでしょうか。

私は元日のみ実家に戻り両親と過ごしておりました。実家というのが兵庫県の西宮市なのですが、西宮ガーデンズや隣接する宝塚市などの華やかなイメージとはほど遠い、家を一歩出ると写真のような山奥の西宮市です。小学生から高校生までを過ごしたところですが、当時の写真ではなく、今年撮った写真です…。

一年のはじめには、多くの人が今年の抱負や目標を立てると思います。私は毎年この景色を見て、田んぼの中を走り回っていた子供のころを懐かしむところから始まります。
当時は子供ながらに「こんな田舎いややなあ~」と思ったりもしたものですが、今にして思えば、記憶の中にある景色がそのまま残っていてくれていることが感慨深く思えます。歳です。

さて、ただの田舎紹介になってしまいましたが、今年も長いようであっという間の1年の始まりです。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2012年10月30日

日本語住所を英語表記にしてくれるサービス

住所を英語で書かなければならない場面がたまにありませんか。
番地が最初だったか、市町村の順番はどうだったかとか、スッと書けた試しがありません。
多少間違っていても、まあなんとかなるだろうと思いながら、大体で書いたりすることがほとんどです。

そんなときに使えそうな住所を英語に変換してくれるサービス
Judress(http://judress.tsukuenoue.com/)|というサイト。

 

今回は会社の住所を入れてみました。
住所を入力して「実用的に変換」を押すと、英語表記にしてくれます。
便利以外のなにものでもないです。
※ただし、サイトには「変換結果を保証するものではありません。正しいかどうかは調べてください。」とうたっていますので、その程度に。

わざわざブログに書こうと思ったのは「Stylishに変換」を押したときのちょっとした遊び心が面白かったからです。



実用的ではない言葉遊びの変換。
試しにいろんな地名を入れてみると面白いかもです。

2012年10月01日

店員さんとお客さんの垣根がなくなったらいいことがあるかもしれませんね

イギリスにある「ピープルズ」というスーパーマーケットが今朝のニュースで取り上げられていました。

このお店では、誰でも月に4時間働くと、普段の買い物が10%オフになるそうです。希望者は会員費を支払えば空いてる時間に仕事をすることができて、お店の経営側としても給料を支払って労働者を雇うよりメリットがあるのだとか。
このシステムがユニークで、昨年のオープン以来、日本のメディアでも取り上げられていたそうです。

普段、お客として買い物をしているときに少し気になっていたところを、自分が仕事で入ったときに直したりできると、お店目線じゃなくて、お客目線での改善になるかもしれません。店員さんとお客さんがその垣根を越えて磨き上げていくお店って感じです。

文字どおり人々がつくるスーパーですね。

2012年07月04日

ライブ感のある広告

EST梅田(大阪)のサマーバーゲンの広告は、写真共有サービス“インスタグラム”|http://instagram.com/|を使って|@est_umeda|のアカウントで日々バーゲン情報が紹介されているようです。スマートフォンのカメラで撮った写真にひとことコメントを添えてどんどんウェブにあげられていっているのですが、洗練された広告用の商品写真とは違って、目で見ているニュアンスというか、その場の雰囲気が伝わる臨場感や売場感があって面白いです。
僕は阪急の車内吊りポスターを見てこの広告へ行きました。ライブ感のあるウェブ広告と、そこへ導くためのリアル広告。この連動が大事ですね。

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