2014年12月10日

紙の展覧会に行ってきました

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先日、グランフロント大阪で行なわれた株式会社竹尾の紙の展覧会を見てきました。精密機器でも検知できない紙の繊細な部分。でも人間には感じることができるかすかな差異。
新作を含む多様な紙の繊細さというテーマに対して、著名なデザイナーの方々がいかに考え、表現するか、そのアプローチがとても興味深かった。
こうした取り組みを見ても実際の仕事にはなかなか活かせられないのだが、だからこそある種の遊び心として触れることができて新鮮だったのだと思います。

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たとえばこちらの繊細な紙のオブジェ。「細かいなあ」と思いながらじっくり見ているうちになんとなく違和感を覚えた。身を乗り出して近くでよく観察すると影の部分が印刷になっているのではないか。こういうのに気づくと心からニヤけて繕うのがたいへんである。素材と技術をアイデアで見せる。

目当てのデザイナーの公開トークイベントは予約いっぱいで入ることができずとても残念だったのだが、大阪でこうした方たちの作品やアイデアに直に触れることができたのは有意義な時間であった。

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