2017年07月07日

さらなる精進を!

「ちょっと見てもらえませんか!前回のアドバイスを参考に、 クーポンをさっそく作り直したので…。」
近畿の商工会様主催の「販促セミナー(2回シリーズ)」の第二回スタート前、和菓子メーカーの社長さんからのお申し出のひと言。 最近私が講師を担当させていただく「販促やパッケージ」のセミナーでは、この方のような「即実践型」の受講者が増えているのを、肌で感じます。
チャレンジ精神旺盛な皆様のお役に立てるよう、社員一同、さらに精進していく所存です。

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実習を交えるセミナーのご依頼が、最近は増えています。

2017年04月01日

親の心境?!

「奈良・明日香村 翠麺(みどりめん)」が、イオンスタイル奈良・橿原店の3月の広告(奈良うまいもんフェア)に掲載されていました。パッケージの制作を担当させていただいた商品を、このような販売シーンで実際に目にすると、「我が子の成長を祈る親の心境?!」になるから不思議です。
いよいよ新年度のスタートです。皆様の「商売繁盛」を祈念致します!!

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2017年01月01日

新年のご挨拶

  初春のお慶びを申し上げます。
   今年は酉年。
     鶏は夜明けを告げることから、
      太陽を呼び覚ますパワーがある と考えられています。
    新年が皆様にとりまして
     「昇る朝日のように晴れやかな一年」
         になりますように…!!
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2016年09月26日

参考本のご紹介

仕事で頭を打った時、皆様はどんな手を打っておられますか。私の対処法の一つは、「解決に役立ちそうな参考本を、大きな書店で探して」、「持ち歩いて繰り返し読む」、です。 学んだことの実践はなかなかですが、それでも「読まないよりはマシ」…?!
最近出会った本の中から、実務の現場で役立ちそうな2冊をご紹介します。

「キリンビール 高知支店の奇跡」
メーカー同士のし烈なシェア争い。10年以上前の話とはいえ、「手の内」を公開したキリンビールの度量にも拍手を送りたい。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062729246

「星野リゾートの教科書」
躍進を続ける企業グループの経営トップは、「学びの量と質」・「学びを実践する力」が突出している。すでに20刷発行の経営本。
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/186340.html

2016年06月30日

ひたむきな後姿に

職場の近くに今春オープンした「インド料理店」。これまで数回足を運んでいるが、いつも私以外に客がない。閑古鳥が鳴く店内に、コック姿のインド人男性とインドの民族衣装の日本人女性の若い二人。夫婦のようだ。
店先の大きな看板の出来が「あまりにひどい」ので、つい広告屋の常で「ひとこと言いたくなる」のをグッとこらえていたところ、先日、うれしいシーンに出くわした。その看板に向き合ってペイントをし直している「ひたむきな後姿」に、思わず拍手。出来映えは二の次。その自助努力は、必ず実を結ぶぞ! 「そうだ、めげずにガンバレ!」。
異郷の地・日本で、自力で生きていこうとするインドの若者達。ボランティアで看板を作ってあげることもできるが、長い目で見ると二人のためにならない。やり直しがきく若いうちに「商売の本質」をおぼろげでも自力でつかむことができれば、独立独歩の事業をやり続けられる。運や人の施しに頼って自助努力を怠れば、長続きするはずがない。自営業の先輩として、これだけは断言できる。
若い頃アメリカで、いよいよ金に困り「皿洗いのバイト」でも…という時、頼れるのは自力しかないと痛感した。あの頃のそんな記憶が呼び起こされて、日本で働く外国人の若者に接すると、心の中で「ガンバレ!」とついエールを送りたくなる。

2016年04月28日

震災のニュースを見て

この度の震災報道のニュースで、「避難者自身が自らボランティアを買って出ている姿」を見聞きした。 避難所で炊き出しをしているグループ。冷蔵庫などに残っていてこのままでは廃棄せざるをえない食材を各家庭から皆で持ち寄って、飲食店主らが持ち出した業務用の大鍋で豚汁のような温かい料理をふるまっていた。 避難所となった高校のグランドにパイプ椅子などを並べて、「SOS・水」などの文字を大きく描いた地元の男子高校生ら。「自分はケガや病気もなく、動ける体だから…」と、避難所内の雑用を買って出ている地元の女子高校生ら。
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「援助がこない、支援が遅い、行政は何をしている!」と嘆く人が多いのが現実だろう。しかし同じシビアな境遇にあっても、「人の役に立とう」と自主的に行動する人がいるのも事 実。就活シーンで、「指示待ち人間はいらな い」「自分で考え、自発的に行動できる人材が欲しい」などとよく耳にする。今回のような緊急事態にボランティアを自ら買って出る人々は、日頃の働きぶりや暮らしぶりから、凡人とは違うのだろう。

「いざとなれば、俺だってやるさ!」と心の底から言えるか、改めて自分に問いかけてみた。

2016年03月01日

若者達にエールを送る

大手企業や役所などと違い、中小企業や自営業者の周りには、OJT以外でビジネススキルを学ぶ機会はあまりないのが実態です。そんな環境下で、大阪府のとある職業訓練センターでは、土日や夜間の教室の空き時間に「社会人向け」の各種講座を開いています。CAD・IT・WEB・会計簿記・貿易実務/貿易英語・コミュニケーションなどのビジネス系のカリキュラムを、手頃な料金で受講することができます。
年初より「デザイン系の土曜コース」に通っているのですが、どの講座も受講者の多くが若い世代の方々であることに、ちょっと驚いています。私が受講しているコースも、おっさんは自分一人だけで肩身が狭い。講師の方が同年代の男性であることに、何とか救われています。自分の若かりし頃の「休日の過ごし方」を振り返ると、恥ずかしい限りです。
「ビジネススキルのうんちく」を知識として得ることは、インターネットの普及で比較的容易になりました。しかしながら、知っているだけの「スキル」は役に立たない。自ら能動的にスキルの体得に努め、何とか実務に活かそうとする営みは欠かせない。
週末の時間を割いて、「スキルを自分のものにしよう」と励んでいる若者達に、エールを送りたい。

2016年01月01日

歳末の赤提灯に想う

巷で繁盛しているバルや赤提灯は、味や価格もさることながら、スタッフに次のことが共通している。「声がよく出ていて、にぎわいを演出している」、「客の話(要望や質問)をしっかり聴く姿勢を持っている」。この2つを実践し続けるには、スタッフ自身のガンバリは不可欠だが、彼ら・彼女らが安心して働ける職場作りに経営サイドがどれだけ日々注力しているかが、とても重要だ。飲食業界には、一部にブラック企業などと非難されるところもあるようだが、人手不足は慢性化しており、ネット上に飛び交う悪意の情報への対応も相まって、現場のご苦労はいかばかりか…。
昨年話題となった「下町ロケット・佃製作所」の経営陣ではないが、厳しい台所事情をやり繰りして職場の改善やビジョンに投資し続ける、そんな多くの経営者や管理者に敬意を表したい。無差別テロなど不穏な世の中だからこそ、社員と経営者、生徒と先生、選手と監督、患者と医師、国民と政治家、子と親、それぞれにおいて「人と人との信頼の輪」と「向上しようとする意志の共有」が大切ではなかろうか。
2016年が、皆様にとって「実り多い年」になることを祈念します。

2015年10月29日

「広告ブロック」の衝撃

 WEB上でよく目にするネット広告を、皆さんはどのように感じておられるでしょうか。「うっとおしい」とか「ページ表示速度が遅くなる」などの理由で、一方的にWEB上に表示されるネット広告に、不満を持つ方が増えているようです。
 この要望に応えて最近世界的に普及し始めているのが、「広告ブロック」というネット広告を遮断するプログラムです。世界でこの1年に4割増しの2億人(8月時点)、代表的な無料広告ブロックのAdblock Plusは5,000万人以上が、利用しているとのこと。「目障りな広告、マルウェア、行動追跡を、根こそぎブロックします」とは、Adblock Plusのうたい文句です。日本では9月発売のアイフォーンソフト「iOS9」でも、広告ブロックが使えるようになり注目を集めています。
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 「広告ブロック」の登場に大きな衝撃を受けているのが、ネット広告業界です。「無料のサービス」でサイトに人を集めてネット広告で収益を得るというビジネスモデル自体が、「広告ブロック」によって破壊される恐れも…。
 古くから「タダにはタダなりのワケがある」と言われてきました。ネットビジネスはいま、大きな転換点にさしかかっているようです。

2015年09月07日

命をいただいて生きている

自分の嗜好に合わない「本を読んだり、映画を観たり、メニューを食べたり」といったことを、意識して時々体験するようにしています。頭への刺激と、自分と嗜好が異なる人のことを慮る力を養うために。

先日鑑賞した「進撃の巨人」はそんな体験のひとつに選んだ映画でしたが、劇場公開の映画でここまで「ヘドが出る」作品も珍しい?! 巨人(巨大だが人間の姿をしている)が人間を食い散らす「人肉食シーンの連続」に、気分が悪くなった。夏休みの中高生らしき子供らも多数観ていたが、見る側(特に若い層)への心理的影響や「命の尊厳」を、出演者や制作者はどう考えているだろうか。原作の漫画表現(少年マガジン)でせめて留めておくべきで、劇場映画化は「百害あって一利なし」。

一方こちらは、「いのち」を養う食、というタイトルの食・料理関係の一冊。動物はもとより植物にも宿る多くの生き物の命を、私たち人間は「いただいて」生きている、という考えが本書には貫かれている。著者は1921年青森市生まれの現役福祉活動家・佐藤初女さん。彼女ほど豊かではないにしても、「万物に生命が宿ることを慮る資質」が、現代の日本人にはまだ備わっていると信じたい。

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