2015年06月01日

Case 010

今回は、店先に新たに設置する「看板」でお困りの相談者でした。整体サロンを開店して3年目の経営者の方いはく、「写真を使ってでも、何屋さんなのか、ひと目でわかる看板が作りたい」。

まずは現在の店頭の様子、店内の雰囲気、お店の立地、主たる客層、今後開拓したい客層、受注を増やしたいメニューなど、多面的にヒヤリングさせていただいた。その結果浮かび上がってきたのは、来店客がお店の内外の雰囲気に好感してくれていること、クチコミのお客様が増えつつあること、など。

チェーン店とは異なり、オーナーの個性が色濃く出る個人店では、その店主とお客様との相性がカギを握ります。その点、相談者のお店では、店主の個性とお店の雰囲気と、そしてお客様の嗜好がうまくマッチしている印象を受けた。

「ひと目で何屋さんかわかる」という看板の役割は、開店当初は必要ですが、今回の相談者のケースでは、それにこだわり過ぎない方がいいように感じた。同業のチェーン店の「写真を使った看板」に気を取られず、「店主の個性と店内の雰囲気」を看板を通して往来する人々にしっかり伝えることを優先すべきでは、と助言した。

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Summer  2015

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